一応完成していろいろと聞いてみてます。以下は1044kHzの中国国際放送を受信しているところです。
想像よりも良く聞こえている印象です。沖縄のROK等も混信しながらですが、聞こえます。LA1600恐るべし。
一応完成していろいろと聞いてみてます。以下は1044kHzの中国国際放送を受信しているところです。
想像よりも良く聞こえている印象です。沖縄のROK等も混信しながらですが、聞こえます。LA1600恐るべし。
AF部はLA1600の9番端子からの2SC1815+LM386としました。
LM386は昔からよく使われてますが、クセがあるので扱い方に注意が必要です。一つめは発振しやすいことです。
発振対策は電源は3端子レギュレータを通して供給とかデカプリングして電源供給、出力にコンデンサでアースする等とかがあります。今回すべてやりましたが、やはりヘッドホンで聞くと多少発振しているようです。本当はオペアンプを使いたいのですが、マイナス電源がいるので電源部が大ごととなり、小型化できないです。ので、ある程度のところで妥協となります。
二つ目はポップノイズです。電源を入れたときに「ボッ」という音がでます。ヘッドホンしてると強烈な音で耳のダメージが大きいです。
これはLM386の7番端子とアース間に10uF程度の電解コンデンサを入れることで軽減されます。今回も入れましたが、耳へのダメージはないです。
AFアンプは他にTA7368、NJM2073等がよく使われているようですが、一長一短みたいです。
結論的にはAFアンプは難しいということです。
LA1600を使ったラジオですが、フロント部はT型のアンテナカプラです。同調回路でも良かったのですが、単に好みということで、カプラにしました。(聞いた感じは多分同調回路と変わらないと思います。)
このラジオは中波用に作りましたので中波の低い方の周波数(531~1100kHzくらい)は200uH,高い方の周波数は(1000~1800kHz)は100uHのインダクタを使ってます。これらのインダクタと430pF×2のエアバリコンを使ってます。回路図は以下です。リレーで切り替えらるようにしてます。
インダクタは秋月で売っている可変インダクタです。下の写真の赤が100uH,黒が200uHです。別に可変でなくてもよいのですが、在庫があったのでこれを使いました。
このカプラを通ってLA1600の1,2端子にメガネコアを介して接続してます。LA1600を使って製作中のラジオの全体図です。
①アンテナからの入力はアンテナカプラとしました。T型カプラです。中波の低い方と高い方の種類のカプラをリレー切り替えできるようにしてます。
②VFOはSi5351をAeduinoで制御したものです。
③フィルタはセラミックフィルタですが、1kHz幅と3kHz幅のものの2種類をリレー切り替 えできるようにしました。
④AF出力は2SC1815+LM386のオーソドックスなものです。
⑤BFOは455kHzのセラロックを使用して、ON/OFFできるようにしました。(OFFの時はAM受信、ONの時はSSB受信)
⑥SメータはLA1600の9番端子からとり、2SC1815で増幅させてからメータにつなげてます。
全体の構成は以下の図です。次回は各部の説明をする予定です。
LA1600を使った中波用ラジオです。VFOは以前作ったArduino+SI5351です。
こつこつ、各部分を制作してましたが、ようやく音が出るようになりました。あとはケースに入れてですが、なかなか合うケースが見つかってないです。
以下の動画は1044kHzの中国国際放送の受信音です。
このラジオの詳細は(気が向いたら)記載する予定です。